2006.9.30 描く 
GEI-SAI10が終わり2週間。色々な想い、とりわけ最初は沈み 込む感情が強かった。自分の手応えと実際の反応との温度差。 ただのちっぽけな自分がはっきりと浮かび上がって、体全体にこび りついてるような・・・。正直、他の人の作品に対しては最初は斜 に構えていたものの圧倒されたわけではなかった。凄いものもあっ たし、到底自分には考えつかないと思ったものもあった。むしろ、だ からこそ面白いんだと。たぶん自分の画を素通りされる毎に、ちっ ぽけな自分が顔を出していった。しかし、自分がそういう厳しい環 境を求めて出展したのに、なんとも情けない。弱っちょろいくせに、 少し強いと思っていたらしい。 で、2週間休んで遊んで呑んで考えて、相変わらず分からない事 だらけやけど、今の所他に何か見えるわけでもない。真ん中に画 があっての自分がいただけだった。こんがらがって転んで傷ついても 空を眺めて風を感じ、大地を踏みしめて自分の足で歩いていく。 それが今見える道だから。 でも今回、来てくれた友達なんかがくれた言葉に救われた。たとえ 少なくても、自分の描いた画に何か感じてくれる人がいるってのは 嬉しい。後、今回色々手伝ってくれたササジ、ヤンベー、ヨーヘイ ちゃん、ほんまにありがとう。ほな、そろそろ一皮むきますか。
                          コピックペン、ペン