2006.10.20描く

この前の落書に続き、今回もこんな感じで。 何も考えずに描き初めて、描き続けて、ふと手を止める。 思考が蘇り、感覚が遠ざかる。描き進めて、今度は思考 が眠くなり感覚が目を覚ます。感覚と思考とのはざまで揺 られていく。最初から最後まで感覚で描き続ける事が出 来たなら、それは雄叫びを最後まで上げ続けなければいけ ない。でも叫び続けても、どっかで思考ってあるんだろうな。

結局、思考も感覚のスパイスの一つなのかもしれない。 思考を包み込み溶かした感覚の中で、描き終える。そうい う事なんだ。なぜか、この文章を書いていくうちに納得できて きた。

年をとる毎に、物を知る毎に色んなものが怖くなって道を 狭めていってはどうしようもない。むしろ、今まで出会った事 のないものを求めて外に広がって探し続けなければ。まだま だ見つけてない宝物がゴロゴロ転がってる。ビクビクしながらで も震えながらでも眼を開いて見逃さないようにしないと。 鼻クソ程の勇気でも持ってたほうがいい。
                         ペン、コピックペン