2006.10月描く

2006の「哀」。
この落書を描いたのは、東京に来て4年ちょい働い ていたバイト先を辞め29歳になり次のバイト探しを 始めた、10月下旬。 なんとなく描いた自画像は、 大学の時以来か。

いくつか浮かんでいた道が一つずつ消えてって、自 分とはなんなのか、分からなくなっていく。たまに、こ ういう波はやってくるけど、この時は少し深かったのか もしれない。

答えを必死にみつけようとして、答えな んて転がってなくて。でも答えを知りたくて、たまんな くなって深く潜っていってしまった。

結局、この気持ちは昔からあって、これからも心の 根底に転がってる。以前は、そんな気持ちを画にの せるのは嫌と思っていた。ただ、勝手にのってしまった りはするけど。描いても、見せたりはしなかったと思う。 けど今は、こういう時に画を描けるのが良かったと思 える。その時のリアルな自分の気持ちを残せるわけだ し。         シャーペン